思春期お絵描きブログ

趣味で小説やイラストを投稿させていただきます。<(_ _)>

刺のある華!2「苛立ちの日々!」

ひかる(義理の父の善治(よしはる)は機械の部品等の梱包仕事の工場勤めをしています。今年で49才。それまで疲れた顔なんてほとんど見た事がなかった父だったけど、お母さんと離婚したせいか何かとビールやお酒をやたらと買うようになり、いつも不満げに帰ってくる!だけど疲れの原因はたぶん僕にあるんじゃないかと最近なんとなくわかってきました!二人で暮らすようになって半年近くたちましたが、相変わらずな日々が続いています。)
ひかるが、押し入れの中でしばらくうつらうつらしていたら、いつもの善治の罵声で目が覚めた!


善治、押し入れのドアを足で思いっきりガンとけった。


善治「何をしとるんだおまえは、飯の用意もせんと!いつも、俺が帰ってくる前につくっとけっと言っとるだろ!(# ゚Д゚)」


ひかる「ごめんなさい・・・!(>_<)」


心臓がバクバクととっさに謝ることしかできないひかる。


善治「この出来損ないが!(# ゚Д゚)シャワーだけ浴びてくるで、なんか作っとけよ!!」


善治がそのままタオルを持つとぶつぶつとお風呂場の方に向かっていった。額にしわをよせて、敵意丸出しのような眼鏡から透ける冷たい視線はひかるにはすごく鋭くみえた!


ひかるはふいの善治の勢いに、震えながらもすぐに冷静を取り戻してお勝手にいって冷蔵庫を開けた。


ひかる「って、何を作ればいいんだ!なんにもないよ!」


台所の机の上には、白いビニール袋に大量に買い込んだビール缶がのぞいていた!その横に黒い皮財布も置いてあった。


ひかるは、少しの間ちらちらと震えるようにお風呂場のシャワーの音を聞きながら、ゆっくりとそれに手を伸ばした!

刺のある華!1「ヤモリ!」

つり目の男の子!なんだか、児童虐待に近い内容の話しや絵が僕の書いてるものに多い気がする!病んでるのかな!(-_-)
「とげのある華!」
ひかる(小3に上がってすぐのころ、お母さんとお父さんが離婚した。突然の事で頭が真っ白だったけど理由は僕がお父さんの子じゃなくて知らない誰かとの子だったとお母さんがいきなり酔った夜に話したのが原因らしい。冗談があまり好きでなかったお父さんは最初は笑って信じていないようなそぶりだったけど、ある日の検査で親子じゃないというのがわかった。それを聞いた僕はそんなにショックという感じはなくて、どちらかというと専業主婦で一日暇して出歩いてることが多かった母からしてはふつうに納得が出来た。その勢いで離婚したのはあれだけど、母は実家に帰って、なぜか僕はお父さんに引き取られた。もともと父とはあまり口数も少なくて二人暮らしが始まってからはさらに口数が少なくなっていったんだけど、月日を追うごとにお父さんが僕を見る視線がカマキリのように鋭くなってきたように感じていたら、やたらと怒られて手をあげられるようになった。古い住宅の一室での毎日。こそこそと動き回るヤモリのように、父の機嫌をそこねないよう、僕の居場所は次第に押し入れの中へと追いやられていった。)

たそがれコウモリ!

こう太も久しぶりです!
こう太「ここの橋、友達を待つには、あまり適さない場所だな…!嫌な視線、感じる!」