白い光りの闇へ!
父の相手の女にいきなり足をヒールのかかとで踏まれて一瞬激痛を感じていた絵理香!返す言葉も失いエレベーターの鏡にうつった2人の後ろ姿が視界に入るとさらに唖然と声さえ出せなくなった。力が抜けたように振り向いて背後の壁にドンと寄りかかるとさっき止まっていた、セミが驚いたように、ジジジと羽を激しくばたつか... 続きをみる
魔性の香り!
学校がはじまってから疲れると、絵理香は夏休みの修了式の日にあった出来事がフラッシュバックするように何度もよみがえってくる。父が家から出ていった最後にみた日。母からの離婚届けの書類を取りに来たのだと思う。若い香水がきつい女性と仲良さげに腕を組んでエレベーターから降りてきた父に久しぶりに出くわしてしま... 続きをみる