泰蔵の身体の上に踏みつけるように、のしかかって強制に接吻を強いてくる少年! 連続で光り落ちて来る雷の音を遠くに、暗い車内、唇をふさがれされるがままうめき声しか出せないでいたが、とうとう堪忍袋がきれ、こんの~!と泰蔵は力任せに少年をひっぱたいて、引き剥がそうと必死に抵抗した。 泰蔵「ハア・・てんめぇ... 続きをみる
ホラーのブログ記事
ホラー(ムラゴンブログ全体)-
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後部座席の奥の着替えのカバンに手を伸ばした瞬間、いきなり少年が押し当ててきた唇に泰蔵はふいをつかれバランスを崩して変な体制で座席に座り込んでしまう! 一瞬、思考が飛んだように言葉が出なくなったがすぐ理性が戻り、少年から離れようともがきだした! 泰蔵「なっ・んん・・!?(は、はあ?こいつ、なにしてん... 続きをみる
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おそるおそる泰蔵が一瞬だけ、ルームミラーをチラ見すると、少年のすごく冷酷な視線が暗闇にうかんだように自分を見つめてるのがわかった。 さすがに、動揺しかけたが、泰蔵はそんな様子をばれたくなく何か会話をふろうと言葉を探すがあせってすぐに出てこず、てこずってしまう・・・ナイフとかにぎってねえよな! が、... 続きをみる
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それからも、雨の激しい勢いで押し寄せてくる水の流れはしだいに斜め坂の下に向かって、川から独流のように強くなっていった。すでに、周りは真っ暗で人通りもない! しかも後輪が脱輪したようで、ハンドル操作も出来ずに、さすがの泰蔵もあせったのか、手に汗を握っていた。 ドアを開けて後ろのタイヤの様子を確認しよ... 続きをみる
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少年が、手を上げてこちらに合図しているのを見たらやはり職業ドライバーとしての性がのある泰蔵は止めないのもどうかと迷い少年の前までくると、しぶしぶ後ろのドアを開けた! 泰蔵(まあ、このまま無視して、会社に戻ってもよかったがな、今日はほとんど客もつかなかったから見納めにはちょうどいいか!今日分の給料ま... 続きをみる
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車を走らせて気分も穏やかにおさまりはじめていた時、突然一本の電話の着信が!泰蔵はスピードをおとしながら周りを確認する! 泰蔵「はい!( ̄o ̄)」 そして、すずしげな顔で携帯スマホに出ると、少したじたじした様子の男性事務員の声が・・・。 事務員「ああ、熊沢さん!鷲見タクシー事務所のものです!勤務中申... 続きをみる
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泰蔵が店内からどすどすと踏みしめるように、暴れ出てくると、空は、すっかり灰色よりもどす黒い雲が覆っていた。 まだ梅雨開け前。7月初めの、じめじめした蒸し暑い空気! 時よりちかちかと稲光もして、今にも、大粒の雨がふってきそうな様子に怒りまっくすの泰蔵はまだぶつぶつとお構いなしに、適当に止めてあった、... 続きをみる
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葬儀場を離れてしばらくもやもやしていた泰蔵はちょっと時間オーバーしてしまったが、昼の休憩に入る事にした。だいぶ離れた所まできて近くにちょうど良い定食屋がないかと探していると、開店祝いとおおきな垂れ幕がかかった大きな建物がみえてきた。こんな所でオープンしたのか! 今は一人暮らし、節約がてら、適当に路... 続きをみる
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朝からすっきりしない雲の下で、乗客を待ってるとふいに後ろに小さな人だかりが出てくるのに、気づいた。梅雨明け前には、むさ苦しい黒い服装の群れに、泰蔵(たいぞう59)は見なれた葬式であることがすぐわかる。 タクシーの基本ポジションが駅前の葬儀会場とゆうのがなんともいえない! タクシードライバーの前、少... 続きをみる
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それからも、まる一日ラジオから流れる避難指示命令がおさまらず何回も激しい、落雷や滝のようにぼろい長屋を叩きつける雨音が、家から出られない正幸の体力と精神をきゅうちに追い込み、振り回していた。台所のスペースは白髪の老人に占領されてるから近寄りがたく正幸は最終的に階段下の玄関側にあるトイレのタンクに流... 続きをみる
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突然の激しい雨と雷の音で2階の部屋で無力にもおろおろする事しか出来なくなってしたまった正幸! 1階に侵入している白髪のホームレスと間近に鳴り響く雷に恐怖したまま結局一睡も出来ず朝を迎えた。だが、朝になっても強い雨だけは中々上がらず、途方にくれていると、正幸はリュックの中にずっと携帯していたポケット... 続きをみる
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そんな事を思っている時、ちょうどそいつが、流しの戸に手をつけてゆっくりと揺らめくように立ち上がり暗がりの中で辺りを見渡しはじめた。 動作はゆっくりなのに何故か独特な威圧感のオーラを放っているそいつに、すっかりびびってしまい、老人男がこっちに向きはじめたのと同時に正幸はいそいそとなんとか心臓ばくばく... 続きをみる
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下からの怪しげな物音にビクッとしてしまった正幸は暗闇の部屋の中、何とか体重を背中に持たれたまま立ち上がると少しためらったが決心していやいやながら壁をつたいドアを開け暗闇の細いきしんだ木造の階段を降り始めた。 たぶん、ネコか何かだよね!林とか多いけど流石にクマとかはありえないだろうし!猿もちょっとな... 続きをみる
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電気なしの生活も今日で3日目だ。相変わらず部屋の嫌な異臭は消えなくてまいってる。部屋はほぼ真っ暗! スマホの充電は店長の川田さんに事情を話したらすんなりオッケーしてくれた! 電池式携帯用の充電器もすすめられたけど、今へんに、無駄遣いしちゃうのもなんだかな~って!(-_-) 流石に給料の前借りまでは... 続きをみる
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この状態じゃ、時期に水道やガスも使えなくなるだろうな!かけ持ちで働くのも微妙な感じで今は中々考えられなくて!今日もだいぶへとへとに働いたせいか考える気力がうせてるせいかな! 店長の川田さん、根は良い人なんだけどちゃっかり地味にこき使ってきたりするからね!(-_-) 今日も店の商品の入れ替えの時、川... 続きをみる
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通信大学を卒業した青年、正幸(まさあき)は、特にやりたいことが見つからず就職先も決まらず卒業してしまったため、2年ぐらいだらだらと25まで実家で過ごしていて、しびれをきらした両親に強引に自立させられる感じに追い出されてしまう。近所に恥ずかしいからと少し離れた地域でコンビニバイトを始めた正幸だが、新... 続きをみる
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そのまま修羅場になりもつれ合ってるうちに折りたたみベッドが倒れ、ふざけてのっかり暴れる太一! 学もだいぶしびれをきらし取っ組み合いのような感じになってしまい、お互い団地の外にもれるくらいの汚い暴言の、ののしりあいオンパレードです!(-_-) 学「お前ほんといい加減にしろって!ベッドにのるな!(# ... 続きをみる
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学の部屋に走ってきた太一は、散らかってる服の上をなおも、お構いなしに踏み歩いて、そして、はしによけて立てていた母が使ってる、マット式の青い折りたたみベッドをいたずらに、引っ張り出しそのまま開こうとした。 もちろん、あわてて太一を追いかけてきた、学は太一をやめさせようと必死だ。 学「おい!勝手に散ら... 続きをみる
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学「ああ、もお〜!うっざい!ヽ(`Д´#)ノ」 堪忍袋の尾がきれかかった学が台所に向うと開いていた小窓からジャンプしながら覗いている太一と皮肉にも目があってしまった。 太一、学を見つけるとさらに大声でからかいはじめた。 太一「おっ、引きこもり来やがった!いつまで寝とんだておまえ…さっきお前の父ちゃ... 続きをみる
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翌朝、学の顔に朝日のぬくもりが差し込む頃、忙しく鳴らされるインタホンに叩き起こされた。 学「ええ?なんだよ!Σ(゚Д゚)お父さんは?(◎_◎;)」 飛び起きるように、身体を起こした学! 後ろの時計をみると既に8時半をまわっていて、とっくに、出勤している時刻だった。ピンポン、ピンポーンと、その間も壊... 続きをみる
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引きこもりの種類は、大体、大きく分けると3つある! 押し入れ型、室内型、アウトドア派型。 まず、押入れ型は、ひと目をさけ押し入れなどの狭い空間をこのんで、人によっては、誰かに命を狙われているとか、被害妄想にちかい行動にでる者もいる。その場合被害妄想型とも呼ばれ、1番重症的なパターンだ。 2つ目は、... 続きをみる
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不快な気分のまま横になってからすっかりうたた寝してしまった、学! それからさらに、時間が立ち外もほぼ真っ暗になったころ玄関からのかすかな物音が…。どうやら父親の勝義(まさよし59)が帰ってきたようだ。 しばらくがさごして、学のいる奥の部屋のふすまが開けられて…! 勝義「なんだ、おったんか、お前!電... 続きをみる
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急いで、部屋に飛び込んでしばらくすると、学はすっかり死神に魂を抜かれたようにぐったりしてしまった。 太一とはちあわせして無駄なエネルギーを使ったのが原因か、台所にこもった空気の入れ替えで窓を開けて、椅子にこしかけてから上の空で動く気力も奪われていた。 学「あいつのせいでせっかく心地よかった気分もぜ... 続きをみる
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清掃業の父親の収入だけじゃたりないのかな?あれこれ回らない頭で考えていたら、すぐにエレベーターが降りてきて、すごすご太一と一緒に乗り込んだ。扉が閉まり密室になると汗臭いというか独特な体臭が太一から匂ってきた。お風呂にはちゃんと入っているのか太一のそばにいるといつもこの香りが匂ってくるのだ。学は住ん... 続きをみる
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夕風の余韻に浸って自分の住んでいる8棟に入って細い廊下を歩いていたら、正面の方の入り口の方からも誰か入ってきて、学は眉をひそめた。人見知りもあったし出来れば棟内でも人と触れあうのは好きじゃなかった。でも入ってきた子柄のやつは、学がもっとも会いたくない、中1の太一だった。太一の両親は離婚して清掃業の... 続きをみる
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茜色に染まる時刻!背の高い沢山の団地が並ぶ、すき間から優しい光りと共に吹いてくる心地よい風が好きだ!空気にのって何処かの部屋でご飯を炊く温かい香りが1日に降り積もった疲れを癒やしてくれる。そのまま疲れを風にのせて、何処か遠くの空のかなたまで運んで、くちどけのよいあたたかいオレンジドロップのように心... 続きをみる
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夕暮れ時の公園!公衆トイレの壁に描かれた落書き!俺の汚れた日常とまどろむように心が汚物のように染まっていく!
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イラスト小説「闇の住人たち!」の続きです。 第2回「炎の中の怒り!」 正男が後ろを振り向くとそこには、炎の海の中のような、真っ赤に燃えた光景が広がり、沢山の怪我をしたような人たちがうめき声をあげて正男に迫ってきた。血の気がひいたようなその青い顔の人達は、それぞれ「痛い~~~」、「熱い~~~」、「苦... 続きをみる
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中学3年の同級生の仲が良い、こうじ、浩司(左)といくみ郁巳(右)が初夏の良い天気の日に卒業祝いで山登りのハイキングに出かけたときの記念写真です。ちょっと不可解なものが映り込んでいるのがわかりますでしょうか! 久しぶりの投稿でホラーものばかりで本当にすみません!<(_ _)>
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イラスト小説「闇の住民たち!」の挿絵です。久しぶりの投稿でホラーものですみません!これからもどうかよろしくお願いいたします。<(_ _)> 高校1年の正男(まさお)は深夜にジョギングをする習慣がありました。ある日いつものように深夜の12時すぎに行き慣れた道や公園をジョギングした帰りに汗だくなってマ... 続きをみる