思春期お絵描きブログ

趣味で小説やイラストを投稿させていただきます。<(_ _)>

新しい世界へ!

オリジナル小説「少年の嵐」の表紙絵ように描いたものです。
信男「最初は福井に引っ越すと聞いていたのにまたお母さんの気まぐれで、「私はいますごく落ち込んで心まで凍りついてる感じが強いし、ダメ押しに冷え性だから日本海に面している福井は合わない気がするからできれば太平洋側がいい。太平洋の言葉の響きって不思議と心を温めてくれる感じがするし元気がもらえる気になるの。」まあ、確かに日本海側よりあたたかい感じはするかなって妙に納得してしまった僕だけど、結局は心の持ち方かな。それで、行先は愛知の知多方面になったんだけど、電車から降りた時はもう夜のせいか異常にコオモリが多くて・・・。まるで不思議な世界に迷い込んだ感じだった。」

マジックミラー!

金魚の巨大水槽の前にいる暁(あきら)14才、中学2年とパンダたちです。トリック仕掛けのせいか、暁たちの顔がたくさんに見えたりのびたりうつる不思議な鏡の水槽のようです。 オリジナル小説「虹色の星が光る!」の挿絵より。

ステンドグラスフィッシュ!

オリジナル小説「少年の嵐!」の挿絵用に描いたものです。
信男「もうすぐ夏休み、今は短縮授業で早く帰れるから気持ちが少し楽なんだけど、急にお母さんの都合で転校が決まっちゃった。お父さんが病気で亡くなって3か月がたって、働くには世慣れていないお母さんだったから、職場の人と人間関係が合わなかった事が、いつも無理をして笑顔をつくるお母さんの顔から何となくわかった。疲れもかなりたまっていたと思う。僕もまだ太陽のように明るかったお父さんの顔がいなくなって日が浅いせいか頭の中に鮮明に焼き付いて離れなくて・・・。お父さんとの思い出の場所のこの東京を離れてお母さんの実家の近くの福井に引っ越すと聞いた時は僕もつらかったけど、不思議と今はワクワクとした感情があふれているんだ。僕の心の中の水槽の鉢がステンドガラスのようにカラフルに色づきはじめたように、何かが起こる予感。鉢の中の魚がピチャンと音を立てて跳ねるように・・・。 」