思春期お絵描きブログ

趣味で小説やイラストを投稿させていただきます。<(_ _)>

豚鼻の兄弟!

どんなに喚き散らしてもベッドの中で最後には2人とも泣き疲れると、どろのように眠ってしまう。双子は同時に泣いて同時に眠って夢をみると聞いた事あるけどこの子たちはバラバラな事が多いみたいだから夢も別々かな?泣いて鼻詰まりのせいか2人とも寝息だけはズズーって一緒だった。そんな風に想像する絵理香も双子が眠ると同時に身体がどっと疲れてか北の勉強部屋でいつも眠気が襲うので全然勉強がはかどらない。

ジレンマ!

絵理香
「はいはい、あんたもおしま〜い!双子ってほんと、ミルク半分ずつで楽だわ〜!」
山太
「ああ〜!あああ〜〜〜ん!(ノД`)シクシク」
山太も海斗も満足にミルクがもらえなかった事にそろって激しくジダンダを踏むように、わめき散らした。からの哺乳瓶をふりながら、どさくさに海斗のズボンもまくって汚れをチラ見で確かめると、絵理香はその様子にはもうなれっこなのか、皮肉そうな目で「恨むんなら双子で生まれてきた自分たちと本当のお母さんをうらみなさ〜い!( ̄▽ ̄)」とからかうように図体ばかりでかくなった山太を「うりゃ!」とベッドに放り戻して台所に行ってしまった。

生命(いのち)のミルク!

海斗が哺乳瓶を夢中で吸ってる間、絵理香は横でわめいている山太を抱き上げ横の机においてズボンをまくって、オムツ確認をした。
「あんまり、汚れてないな〜!」と独り言をつぶやくとそのまま上げ直し、タイミングよくちょうど真ん中ぐらいまで飲みほしていた、海斗の哺乳瓶を「はい、あんたはそこまで〜!」と皮肉な笑顔でさっと取り上げ山太に持たせる。今度はふいに取り上げられた海斗がくるったように「だあああ〜〜〜!」と泣きはじめた。
気にせず残りをたいらげようと無邪気な泣き顔でミルクを吸っている山太のさる顔と並んで絵理香にはいびり殺してやりたいほどの衝動にかられ、うっとおしくて仕方がなかった。